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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

勝手に湘南巡り

逗子に「なぎさホテル」を再び!

「なぎさホテル」とは、湘南の逗子海岸沿いに昭和が始まった年にオープンし、昭和最後の年にクローズした過去のホテルなのですが、いまだに熱く語り継がれていて、復活をのぞむ声が絶えない不思議なホテルです。 とにかく、気になって、気になって、気になっ…

鎌倉でシンプルに美味しいもの 「亀屋のお赤飯」

鎌倉観光のメッカ、小町通りの横丁にひっそりとある 小さな小さなお店「亀屋」さん。 お赤飯の小売店です。 小サイズが310円、大サイズが430円、おにぎり160円。 シンプルに美味しい。 ここでお赤飯の美味しさを知ってから、他では買わなくなりまし…

鎌倉で地元人が買う ほんとうに美味しいお菓子

お菓子も大好きでやめられません。 鎌倉を訪れた友人に " 鎌倉みやげ " に美味しいお菓子を買いたいのだけれど何がいい? とよく聞かれます、たいていが「鳩サブレー以外で」と。 そんなとき、洋菓子系でおすすめしてハズレなく「あれは美味しかった!」と喜…

今まで生きてきたなかで三本指に入る「ニンニク料理」に出会った焼肉店

メインストリートよりもサブストリートが好き。 租界とか外国人街とか街の中にある異国な時間が好き。 ニューヨークやパリに行けば、チャイナタウンとかイタリー街とかについ足が向く。 横浜の今まで行ったことがないエリアを歩いてみようと思い立ち、関内駅…

鎌倉で地元人が "本当に" うまい「地魚」を食べたいとき行く店

海辺に行けば新鮮でうまい魚が食べられる、とふつう誰しも思うだろう。 鎌倉なんだから、海辺の街なんだから、新鮮でうまい地魚が食べられる店はたくさんあるでしょ、とよく言われる。 しかし、ものすごーく正直に言わせていただくと、鎌倉市内では・・・あ…

「ホテルメトロポリタン鎌倉」 "私の" おすすめスポット(1)

鶴岡八幡宮 二の鳥居を見おろす絶好のポイントは、4月24日にオープンした「ホテルメトロポリタン鎌倉」の「プレミアムコーナーツイン」。 若宮大路に面した5階建のホテルの1Fには無印良品のカフェ。 ここがホテルの入り口かと思って入っていくと どこま…

ある晩夏の週末の過ごし方 〜リヴィエラからフロリダへ 

スコーンと気持ちよく空が晴れあがった晩夏の週末 真鶴にある中川一政美術館に母と行ってきました。 ひまわりの絵の部屋はもう大迫力、90代になってからの作品がとてもポップでいい感じでした。 さて、ここまでやってきたらホテルジャンキーとしては絶対に…

雨上がりのスキップ、のはずだったが・・・<茅ヶ崎の熊澤酒造への旅>

『湘南に残された最後の蔵元』 古い酒蔵と築450年の古民家をリモデリングしたレストラン というキャッチフレーズがわたしの心をそそり、 茅ヶ崎にある熊澤酒造の「MOKICHI TORATTORIA」に行ってみた。 駅をおりたったとき、思わず口ずさんだのは 「だ・れ…

こんな暑い日だからこそ行きたくなるのは

暑いところには暑い時期に 寒いところには寒い時期に 頭からつっこんで行きたいタイプです。 猛暑に誘われ、ついふらふらと行きたくなったのが逗子のビーチ。 かつてこの地にあった「なぎさホテル」のゲストたちも ここで潮風を感じながら、のんびりすごした…

 ああ、きょうも美味しかった! 稲村ヶ崎「虹」初夏の味

昨夜は、わざわざ札幌から母を訪ねてくださった書道家の方たちと 稲村ヶ崎のプライベートレストラン「虹 こう」でお食事会。 昭和の時代、少女たちのスター的存在だったイラストレーターであり、グラフィックデザイナーであり詩人だった 蕗谷虹児のお孫さん…

ここはどこ? いいとこ、めっけ!

わたしはいま、ギリシャのミコノス島に来てます。 思わずそう言いたくなるようなシーンが店の奥にちらりと見え 「テラス席もありますよ」 で、迷わず、ちょっとひと休みを決定。 このプールシーン、本ブログの読者の方々には記憶がある方もいるかも。 そう、…

"デフォルト"について考えた 小坪「逗子マリーナ」散歩 〜勝手に湘南巡りシリーズ

アジフライと刺身1品付き定食を頼んだら、ドンと外のテーブルに置かれた丼飯。 こちらのデフォルト盛りだ。 「おんたまですから」と卵を指さされたわたしは「?」だったが 常連客が慣れたようにコンと割って丼にのせたのをみて、「温泉卵」であることを知っ…

お花見に思う 人それぞれ みんなちがうもの

"嘆きの壁" ではありません。 満開の桜をめでに訪れた小田原城で、85才の母がひたすら関心を向けた先は城壁の石組み。 そして、 満開の桜の樹の下で 場所取りをまかされていたこの子の関心はひたすらお人形。 わたしの関心はといえば、バックの空の青さ。 …

「東屋旅館」 かつて文豪たちが愛したこんなホテルが鵠沼海岸にあった

裏門を出ればすぐにビーチがあり、6000坪の敷地にはボート遊びもできる広大なラグーン(池)やテニスコート、広い庭の芝生がある、割烹旅館で料理はうまい、GM(総支配人・女将)は料亭の女中頭だった女性で行き届いたサービス・・・ そんなリゾートホテ…

座る席によって、ガラリと印象が変わるレストラン

ホテルは泊まる部屋によって印象が大きく変わるが、レストランも同じ。 座る席によってこれほどガラリと変わるレストランもないなぁ・・・と思ったのは 逗子の海岸通りに面した「cantina」。 わたしが決まって指定する席はココ↓ 目の前には海が広がるカウン…

日曜の朝は早起きして、葉山の朝市&鎌倉「ガーデンハウス」で朝食を 〜勝手に湘南巡り〜

お天気がいい日曜の朝は、早起きして葉山の朝市へ。 「ラ・マレ・ド・チャヤ」の裏の葉山港で毎週日曜日の朝8時半からやっています。 まだ7時台なのにこのすごい行列は「ラ・マレ・ド・チャヤ」のケーキ切り落とし100円とタルト一台1000円狙いの人…

江ノ島を見ると思い出す はるかなスヴェティ・ステファン 遠い島

江ノ島でチューリップ祭だかをやっており、母が行きたいというので行って来た。 江ノ島を見るといつも思い出すのが、モンテネグロのスヴェティ・ステファン島。 旧ユーゴスラヴィア時代に訪れたが、漁村だった島の街並みも建物もそのままに、まるごとホテル…

逗子の路地裏のレストランで、おおいに反省する。

メインストリートよりもサブストリートが好きで、目的もなく、足の向くまま気の向くまま、ただぶらぶらと歩きまわるのが好きだ。 先日も、夕暮れ時、なんとなく誘われるように入りこんだ逗子の路地裏で、センサーにピンとひっかかるレストランを見つけた。 …

秋うらら いとうららかな 休日かな

「秋ですっ!」 と、もう全身であらわしている感じの力強いお料理をいただいたのは 鎌倉・稲村ガ崎にある日本料理「虹(こう)」。 このなんとも華があり、鮮やかで、一枚の絵のようなお料理を作っているのは 料理長の蕗谷淳さん。 北鎌倉の「鉢の木」の元料…

ゴルフでわたしがこよなく愛するもの

ゴルフでわたしがこよなく愛するもの それは、池越え、海越え、谷越えなど チャレンジング・スピリットが刺激されるホール。 平坦なコースよりも山あり谷ありの山岳コースが好き。 きのうは「鎌倉パブリックゴルフ場」でコースレッスン。 ここは山岳コースな…

勝手に湘南巡りシリーズ 〜夏の終わりの葉山 森戸海岸へ

夏の終わりの葉山 森戸海岸。 ここに来ようと思って来たわけではない。 《 勝手に湘南巡りシリーズ》でまだ踏破していないあたりに行ってみようと 長柄にあるレストランへ向かった。 が、しかーし・・・「本日臨時休業」の札。 わたしの場合、よくあるんだな…

ああ! もし、今、こんなホテルが横浜にあったら・・・

(「横濱」2017年春号・特集「横浜の地図を楽しむ」より) 上海に「租界」と呼ばれる外国人居住地があったように かつて横浜には「居留地」があった。 上海の「租界」には外国人が住んだ洋館が今も残り、そのいくつかは「ヘンシャン・モーラー・ヴィラ」…

勝手に湘南巡りシリーズ 〜 葉山美術館から一色海水浴場

"行かず帰国子女"の異名をもつわたし。 漢字の読みまちがえが多く、大恥をかくこともしばしば。 この方のお名前もずっと「まんてつ・ごろう」と思っていた。 (正しくは よろず・てつごろう です) 週末、葉山の神奈川県立美術館で開催中の展覧会を観に行っ…

「ここってホテルみたいだね」という時間

リゾートホテルのテラスでのんびりコーヒータイム、 青い空に青い海、海風がきもちいい。 「ここってホテルみたいだね」 同行の母がつぶやいたココとは、 葉山にある神奈川県立美術館。 北海道が生んだ彫刻家、砂澤ビッキ展をみにきた。 アイヌ人の彫刻家で…

母、84才・酉年の年女、葉山で「意見」を述べる。

同じホテルでも、ひとりで泊まるか、誰かと一緒に泊まるか、そして、その同行者が誰かによっても、印象は大きく異なる。 場所も同じ。季節によって、晴れた日か雨の日かでも違うし、一緒に行った人によってもちがう。 そんなわけで、「逗子なぎさホテル」跡…

「逗子なぎさホテル」黄金の日々を再び

きのうは、逗子にお住まいの建築家・長島孝一さんのお宅にお邪魔した。 長島さんのお祖父様の長島鷲太郎氏が1900年に建てられた別邸で、海辺までは徒歩1分、川に面して庭があり、戦前の別荘族たちの別荘ライフをしのばせるつくり。 (写真は長島孝一著…

再び、「逗子なぎさホテル」に会いに…。

会いたい人に会うときは、会うまでの時間もその楽しみのひとつ。 その人のことを想いながら、じっくりその時間を味わう。 まずは、遠景からいこうと対岸へ。 再び、会いにきました、「逗子なぎさホテル」。 chifumimurase.hateblo.jp かつてホテルがあった景…

「逗子なぎさホテル」に会いに行ってきました。

今はもうない、けれど一度ぜひ会いたかった、会ってみたかった、会って視線を交わし、言葉を交わしあってみたかったホテルのひとつが、「逗子なぎさホテル」である。 きのうは、その「逗子なぎさホテル」を偲ぶ会に参加してきた。 「逗子なぎさホテル」とは…