鎌倉の日々
「なぎさホテル」とは、湘南の逗子海岸沿いに昭和が始まった年にオープンし、昭和最後の年にクローズした過去のホテルなのですが、いまだに熱く語り継がれていて、復活をのぞむ声が絶えない不思議なホテルです。 とにかく、気になって、気になって、気になっ…
昨今、 "土鍋ごはん" 流行りのようです。 実はわたし、東京のいわゆる土鍋ごはんが売りものの有名店でこれまで食べても感動した経験はありませんでした。 「もう一度ぜひ、絶対に食べたいっ!」と思う味に初めて出会ったのは、鎌倉・稲村ヶ崎の住宅街にひっ…
鎌倉観光のメッカ、小町通りの横丁にひっそりとある 小さな小さなお店「亀屋」さん。 お赤飯の小売店です。 小サイズが310円、大サイズが430円、おにぎり160円。 シンプルに美味しい。 ここでお赤飯の美味しさを知ってから、他では買わなくなりまし…
前を通ると、自然と足が向き、ドアを押している店がある。 で、気がつけば「プリンとコーヒーお願いします」と注文している。 昔ながらのトラディショナル・ホームメイド・プリン。 いわゆる最近流行りの "ふわとろ" 系プリンではない、しっかりした堅太りプ…
お菓子も大好きでやめられません。 鎌倉を訪れた友人に " 鎌倉みやげ " に美味しいお菓子を買いたいのだけれど何がいい? とよく聞かれます、たいていが「鳩サブレー以外で」と。 そんなとき、洋菓子系でおすすめしてハズレなく「あれは美味しかった!」と喜…
チーズとは縁が深い人生を歩んできた、 なーんていうとちと大げさだが、父が乳業会社の研究所に勤めていた関係で、幼き頃から父が会社から持ちかえる実験の残りものの穴のあいたゴーダチーズだのがおやつ。 フランス系企業で元駐仏大使・北原秀雄氏の秘書を…
海辺に行けば新鮮でうまい魚が食べられる、とふつう誰しも思うだろう。 鎌倉なんだから、海辺の街なんだから、新鮮でうまい地魚が食べられる店はたくさんあるでしょ、とよく言われる。 しかし、ものすごーく正直に言わせていただくと、鎌倉市内では・・・あ…
「ホテルメトロポリタン鎌倉」には無印カフェ以外のレストランはありません、と前の記事で書いたら、「だったらおすすめレストランを教えて!」と言われたので、"私が" 好きなお店をいくつかご紹介します。 ●朝食をゆっくり食べるなら ↓まず、鎌倉駅西口「ガ…
鎌倉のメインストリート、若宮大路に面したホテルというと、ついつい通りに面した部屋に泊まりたくなる方も多いと思います。 が、しかし、鶴岡八幡宮側の角部屋以外の部屋からの眺望は率直に言って、たいしたことがありません、というか、イメージ上の「鎌倉…
鶴岡八幡宮 二の鳥居を見おろす絶好のポイントは、4月24日にオープンした「ホテルメトロポリタン鎌倉」の「プレミアムコーナーツイン」。 若宮大路に面した5階建のホテルの1Fには無印良品のカフェ。 ここがホテルの入り口かと思って入っていくと どこま…
円状に3切れ盛るということは一切れ120度ごとに・・・ 対角線上にお椀を置き、お干菓子3個は三角形状に置く。 「理系」の人々は、こんなふうにモノごとを見たり考えたりしているのだろうか? 週末、北鎌倉を歩きながら、考えた。 先日、「理系」のホテ…
窓の向こうは海 海上にはセーリング中のヨットがいっぱい テーブルの上を潮風がさぁーっと吹き抜けていき ああ、いい気分 ここは鎌倉・稲村ケ崎の「メイン」。 きのうはホテルジャンキーズクラブの「旅館愛好会」の世話人・堀越美幸さんとランチしながら、ブ…
ここ(スタバ鎌倉御成店)に来ると思い出すのは バリ島の「タンジュン・サリ」。 静かでぼんやりするにはいいホテルだった。 ここ(鎌倉ガーデンハウスレストラン)に来ると思い出すのは コートダジュールのサン・ポール・ドゥ・ヴァンスにある「コロンブ・…
暑いところには暑い時期に 寒いところには寒い時期に 頭からつっこんで行きたいタイプです。 猛暑に誘われ、ついふらふらと行きたくなったのが逗子のビーチ。 かつてこの地にあった「なぎさホテル」のゲストたちも ここで潮風を感じながら、のんびりすごした…
昨夜は、わざわざ札幌から母を訪ねてくださった書道家の方たちと 稲村ヶ崎のプライベートレストラン「虹 こう」でお食事会。 昭和の時代、少女たちのスター的存在だったイラストレーターであり、グラフィックデザイナーであり詩人だった 蕗谷虹児のお孫さん…
わたしはいま、ギリシャのミコノス島に来てます。 思わずそう言いたくなるようなシーンが店の奥にちらりと見え 「テラス席もありますよ」 で、迷わず、ちょっとひと休みを決定。 このプールシーン、本ブログの読者の方々には記憶がある方もいるかも。 そう、…
アジフライと刺身1品付き定食を頼んだら、ドンと外のテーブルに置かれた丼飯。 こちらのデフォルト盛りだ。 「おんたまですから」と卵を指さされたわたしは「?」だったが 常連客が慣れたようにコンと割って丼にのせたのをみて、「温泉卵」であることを知っ…
"嘆きの壁" ではありません。 満開の桜をめでに訪れた小田原城で、85才の母がひたすら関心を向けた先は城壁の石組み。 そして、 満開の桜の樹の下で 場所取りをまかされていたこの子の関心はひたすらお人形。 わたしの関心はといえば、バックの空の青さ。 …
裏門を出ればすぐにビーチがあり、6000坪の敷地にはボート遊びもできる広大なラグーン(池)やテニスコート、広い庭の芝生がある、割烹旅館で料理はうまい、GM(総支配人・女将)は料亭の女中頭だった女性で行き届いたサービス・・・ そんなリゾートホテ…
ホテルは泊まる部屋によって印象が大きく変わるが、レストランも同じ。 座る席によってこれほどガラリと変わるレストランもないなぁ・・・と思ったのは 逗子の海岸通りに面した「cantina」。 わたしが決まって指定する席はココ↓ 目の前には海が広がるカウン…
お天気がいい日曜の朝は、早起きして葉山の朝市へ。 「ラ・マレ・ド・チャヤ」の裏の葉山港で毎週日曜日の朝8時半からやっています。 まだ7時台なのにこのすごい行列は「ラ・マレ・ド・チャヤ」のケーキ切り落とし100円とタルト一台1000円狙いの人…
江ノ島でチューリップ祭だかをやっており、母が行きたいというので行って来た。 江ノ島を見るといつも思い出すのが、モンテネグロのスヴェティ・ステファン島。 旧ユーゴスラヴィア時代に訪れたが、漁村だった島の街並みも建物もそのままに、まるごとホテル…
メインストリートよりもサブストリートが好きで、目的もなく、足の向くまま気の向くまま、ただぶらぶらと歩きまわるのが好きだ。 先日も、夕暮れ時、なんとなく誘われるように入りこんだ逗子の路地裏で、センサーにピンとひっかかるレストランを見つけた。 …
紀ノ国屋鎌倉店:この角度から眺めるエッジな感じが好きで GARDEN HOUSE RESTAURANT:このオリーブの木のふさふさ具合も好きで スターバックス鎌倉御成町店:この角度からの眺めとカウンターの触感が好きで クッキー&チーズケーキも好き。 みんな好きなもの…
雪あがりの朝は、昔ながらのコーヒーショップで サイフォンで淹れたモーニングコーヒーを飲みたくなる。 とけた雪で濡れた石畳の通りを眺めるともなく眺めていると 思いは去年の今ごろ訪れたパリのプチホテル「ヴィラ・マダム」へ。 あのホテル、雪の日にも…
85才の誕生日を迎えた母。なにかとウルサイ、もとい、意見が多い。 誕生祝いデイのきょうは、まず銀座の「南蛮 銀圓亭」でランチ。 「いい雰囲気だねぇ」とお眼鏡にかなったよう。 みたいと言っていた「鎌倉ものがたり」をみて 映画の後はきのうのブログで…
きょうは朝から「鎌倉別荘地時代研究会」。 ロシア革命により亡命してきて、1927年、七里ガ浜にバレエスクールを開いた「日本のバレエの母」といわれるパヴロバ姉妹のお話を「かまくら女性史の会」の横松佐智子さんにお聞きした。 1919年、ロシア革…
一昨年、思うところ、特になくてはじめたゴルフも2年目。 そして、昨年から、やはり思うところ、ぜんぜんなくてはじめたのが、ランニング。 ある日、「そうだ、走ろう!」と思って飛び出し、山道、海岸とからだが向かうままに走ってみたら、ものすごく気持…
A HAPPY NEW YEAR! 今年も赤富士を見ることができました。 今年もよろしくお願いします!
みなさん、ご無沙汰してます。 ここのところ毎日、バリ島に行ったり、ニューヨークに行ったり、パリに行ったり、ジュネーヴに行ったり、デュバイにアフリカ、シンガポールと、世界のホテル巡りをしています。ハイ、ただいま今月25日発売の「ホテルジャンキ…