"嘆きの壁"
ではありません。
満開の桜をめでに訪れた小田原城で、85才の母がひたすら関心を向けた先は城壁の石組み。
そして、
満開の桜の樹の下で
場所取りをまかされていたこの子の関心はひたすらお人形。
わたしの関心はといえば、バックの空の青さ。
「桜きれいだね!」「うん!」という花見客たちの会話を聞きながら、思った。
「あそこのホテルは良いですよね!」とホテルジャンキーどうしで盛りあがっていても、たぶん頭のなかで描いているイメージはみなそれぞれ、ぜんぜんちがうこともあるんだろうなぁ、と。