(「横濱」2017年春号・特集「横浜の地図を楽しむ」より)
上海に「租界」と呼ばれる外国人居住地があったように
かつて横浜には「居留地」があった。
上海の「租界」には外国人が住んだ洋館が今も残り、そのいくつかは「ヘンシャン・モーラー・ヴィラ」のようにホテルにリモデリングされ、観光の目玉のひとつになっている。
一方、横浜も、上記の記事によると、居留地時代40年間の総数として100軒ほどのホテルがあり、ほとんどが経営者も利用者も外国人だったそう。
残念なことに、これらのホテルはすべて震災によって失われた。
もし、今、こんなホテルが横浜にあったとしたら
どれほど観光の宝になっていただろうか。
*「ヘンシャン・モーラー・ヴィラ」の写真は同ホテルの公式サイトよりお借りしました。