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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

秋うらら いとうららかな 休日かな

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「秋ですっ!」

と、もう全身であらわしている感じの力強いお料理をいただいたのは

鎌倉・稲村ガ崎にある日本料理「虹(こう)」。

このなんとも華があり、鮮やかで、一枚の絵のようなお料理を作っているのは

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料理長の蕗谷淳さん。

北鎌倉の「鉢の木」の元料理長です。

独立して稲村ガ崎の閑静な住宅街の一軒家で

奥様の真理子さんとおふたりでやっているお店です。

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民家を改装した店内に飾られている絵と

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「蕗谷」「虹」という名前でハタと気づく方もいらっしゃるかもしれませんが

画家の蕗谷虹児氏のお孫さんです。

*ご存知ない若い方のために。蕗谷虹児氏は、昭和の一世を風靡した画家であり、イラストレーターであり、詩人であり、グラフィック・デザイナーでもあった多才なアーティスト。

 

さて、この日のランチでいただいたのは5250円(税別)のコース。

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どれもが「予想外」の味で、しみじみと「美味しい…」。

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蓋を取った瞬間、「ああ、秋!」

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右上の〆鯖がもう、美味しくって、美味しくって。

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ここでしか食べられない味です。

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穴子湯葉でしみじみじんわりした後は、お待ちかねの

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土鍋で炊き上げた鯛めし。

実は右側にちらっと写っているご飯の友がこれまたどれも美味しい。

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混ぜご飯として食べた後は、海苔をまぶし、お出汁をかけて鯛茶漬けにして食べるのですが、この海苔を入れるというのがポイント。グーンと美味さアップします。

この日、ご一緒したのはホテルジャンキー仲間で美味しいものには目がない古谷佐智子さんご夫婦ですが、ご主人が「美味いなぁ!」の連発で、土鍋を抱え、おこげもこそげとり、土鍋いっぱい完食。

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佐智子さんとは「@香港の会」でもご一緒しましたが

chifumimurase.hateblo.jp

思わずハッとするような、素晴らしい写真を撮る方で

この日も写真撮影に余念がありません。

ちょっと見せていただきましたが、構図がもうぜんぜんちがいました。

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デザートは焙じ茶のプリン。あわやかなカラメルソースの甘さがほどよく〆も良し。

秋の味を全身で味わった感じがします。ご馳走さまでした!

 

うららかな、いとうららかな、秋の休日でした!