きょうは朝から「鎌倉別荘地時代研究会」。
ロシア革命により亡命してきて、1927年、七里ガ浜にバレエスクールを開いた「日本のバレエの母」といわれるパヴロバ姉妹のお話を「かまくら女性史の会」の横松佐智子さんにお聞きした。
1919年、ロシア革命を逃れ、ハルピン、北京、上海、マカオなどを経て亡命してきたパヴロバ一家は、横浜の外国人居留地に滞在し、
当時、鎌倉の由比ヶ浜にあった「鎌倉海浜ホテル」でもバレエ公演を行ったそうだ。
その後、鎌倉に移り住み、バレエスクールをつくったのは七里ガ浜のいまはレストラン「珊瑚礁」があるあたり(地図の赤いマーク)で眺望絶佳のポイントのひとつ。
姉妹の母がロシア貴族の出身で、当時のロシア貴族たちが別荘地として好んだ黒海やカスピ海沿岸のリゾートをこの辺の景色に見たのではないだろうか、とのこと。
それにしても、このバレエスクール、ロシア風の天井が高い建物で、ああ、ここがホテルとして活かされていたらどんなにかよかったのに・・・と残念におもう。