わたしが今回泊まった「カオルーンホテル」は
「ペニンシュラ」と通りをはさんでお隣どうし。
「ペニンシュラの裏のホテル」とも言われてるが
わたしは昔から「表」も「裏」もどっちも好き。
ペニンシュラのこういう ↓ 洗練されたコロニアルな世界もいいけれど
カオルーンの前の通りのこんな猥雑な生活感あふれる世界も好き
こんな裏通りの茶餐店で
お粥のあとに
意外に美味しいコーヒーを飲むのも楽しい。
やっぱり大勢が楽しいのは飲茶。
自分ではふだん頼まない料理の新しい味にもたくさん出会った。
香港人の日常もさまざまで
セントラルには九龍とはまた別の時間が流れている。
ランカイフォンではちょうどビール・フェスティバルが開催中。
裏通りの目立たないところにニューヨークあたりにありそうな
洒落た「私房菜」(プライベート・レストラン)がある。
お隣のテーブルは香港在住の欧米人と香港人のカップルが招いたドイツ語を話す外国人グループのゲスト。
ここの四川料理はとってもとっても辛いけれど、とってもとっても美味しかった。
九龍の「ハイアットリージェンシー」は昔のハイアットとは場所も建物もちがう。
そんなさまざまな香港のシーンのなかで
ホテルジャンキーたちもまた
さまざまな楽しみ方をしていた。
スコールがザーザーと降りしきるなか、雨に濡れるのもいとわず、
ザッハ・ハディド設計の建物を撮影をしていた古谷さん。
美大卒、ボタニカルアートが趣味で、建築やデザインには並々ならぬ関心をお持ち。
ホテルジャンキー目線でのホテル写真では仲間内ではつと知られる佐藤さんは
どんなときも忘れずひとり淡々と写真撮影。
わたしなど料理が目の前にくるとすぐ食べ始めてしまい撮り忘れの連続ですが。
そして、長野からご参加の高橋さん。
長野でお仕事を終えたあと東京に向かい、深夜便で発って香港には早朝到着。
ダンスで鍛えぬいた体力と旺盛な好奇心で滞在中たっぷり香港探索。
「カオルーンホテル」ではバックヤードツアーもやった。
みなさん、好き勝手に、それぞれの香港ライフを楽しんでいました。
そんな、お互いになんのしがらみも利害関係もなく、
ただホテルが大好きです!という一点で結ばれた
わたしたちホテルジャンキー。
なぜそんなにホテルが好きなの?と問われても
「そこにホテルがあるから」としか答えられませんが、
ともかく、
とってもとってもとっても楽しかった「@香港の会」でした。