ホテルは美味しい料理が食べられるところ。その料理の美味しさを味わうための味覚について学びましょう、という子どもための "食育" 企画をはじめたのは「帝国ホテル東京」です。
この企画については以下の記事でも書きました ↓
昨日、その第一回目が開催されました。
前半は、杉本料理長の実演による「味覚体験」講座。食材を使い切る料理のデモンストレーションです。きょうの料理は 「鯛"のソテー 白ワインソース」。
新鮮な鯛の見わけ方、三枚におろす方法とコツ
鯛の頭とアラをつかってのダシの取り方
香味野菜を加えること、ていねいにアクをとることの意味
そうやって30分ほどかけてとったダシをつかった白ワインソースの作り方など
子どもたちがかぶりつきで目をこらすなかでライブ実演。
2種類のダシの味比べでは、どうして美味しいと感じるのかを学びました。
後半は場所を移してフルコースの料理をテーブルマナー講座付きでいただきます。
エビをボイル、フライ、ソースにといろいろな調理方法であますところなく使った前菜
にんじんのポタージュ、生姜バター風味のクルトン添え。タイムの香りづけでちょっと大人の味かなと思いましたが、意外にも「スープ、美味しかった」というお子さん、けっこういました。
前半の講座でつくった「鯛のソテー 白ワインソース」、お皿をテーブルに置いた瞬間、あちこちから「うわぁ、きれい!」と歓声があがってました。
たっぷりトッピングされたイタリア産キャビアと鯛とソースを一緒に口のなかに入れると・・・ああ、美味しい!
経産牛をオーブンでじっくりローストしたもの
そして、デザートはフレンチトーストの塩キャラメルソース、バニラアイスクリーム添え・・・美味しかった!
ちなみに今回、どの料理も、素材をあますところなく使っているのがミソで、スープのクルトンやフレンチトーストのもとは製パンの過程で出た「あまりもの」を利用して作っています。
たくさんのホテルマンたちの熱い情熱がこめられた今回の企画、これからもぜひぜひ続けていってもらいたいな、と思いました。