日本のホテル界における "ホテルのアフタヌーンティー" は、世界のホテルのなかでも独自の進化をとげ、オリジナルな世界をつくりだしました。
なかでも「ヒルトン東京」はさまざまな企画によって、アフタヌーンティーって、こんなふうにいろいろ楽しめるんだ、ということをわたしたちに教えてくれました。
今回の企画のチャイニーズ部門、「西太后&楊貴妃点心」の料理を作ったのは
中国料理「王朝」の柳谷料理長。
34年間にわたって「王朝」の味を作り続けてきましたが
今回の企画にあたり女性にとっての " カワイイ " 感覚や
キレイになりたい女性に " うける " 感覚を女性スタッフたちからすすんで取り入れ、上の写真の紫芋のスープのトッピングには真珠の粉、楊貴妃が愛用していたという美肌の素を使っています。
そして、スイーツ部門を担当しているのは
エグゼクティブ ペストリーシェフの播田シェフ。
パリの「ル・ムーリス」がミシュラン2ツ星から3ツ星にちょうど昇格しようとしている時期にシェフのヤニック・アレノ氏のもとで修行し、アート感覚と総合力を問われるアシェット・デセールを担当しました。
今回、マリー・アントワネットの世界観を表現したスイーツ10点を作りました。
ふつう点心ランチを食べた後にこれだけのスイーツを全部食べるのはちょっときついのですが、今回は次から次へと手が出て、あらあら不思議、さらりと食べられてしまいました。
なぜだろう? とつぶやくと、播田さん、
「油分や糖分をおさえて作ってあるからでしょう」
でも、食べているときはコクや味わいの深さを感じて十分に満足しました。
こうした企画を考え、各セクションの調整をしてまとめあげているのは、マーケティングコミュニケーションズマネージャー・五戸さん。トレンドに敏感なアイデアウーマンです。
このスイーツワゴンも社内スタッフによる手作りだそうで、みんなで力を合わせて実現した今回の企画です。
やはりホテルはチームワークですね。
さて、こちらの「西太后&楊貴妃点心とマリー・アントワネットスイーツの饗宴」の料金は月〜金の平日は3800円(税サ別)、土日祝日は4200円。
中国料理「王朝」にて、11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)11月12日までの期間限定。
以上、(1)の続きでした。