何をやってもニュースになる人と
何をやってもニュースにならない人がいるけれど、
ニュースになるホテルの「プラザ」、
今度は売却話です。
先日、このホテルの大株主であるインド人オーナーが
「プラザ」を売りに出したことを
ウォールストリートジャーナル紙が報じて話題になったが
さらに取材を重ねたニューヨークタイムズ紙によると
問題はそう簡単ではないもよう。
まず、この「プラザ」の権利関係が入り組んでいてものすごく複雑。
さらに、ホテル界の大物中の大物がオーナーの一人で25%を所有している。
サウジアラビアの王子の一人で世界でも有数の富豪として知られる
アル=ワリード王子である。
王子の投資会社であるキングダム・ホールディング・カンパニーが
「プラザ」の他にも
ロンドンの「サヴォイ」や
パリの「フォーシーズンズ・ジョルジュサンク」
も持ってるし、
フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ
アコーホテルズ
モーヴェンピック・ホテルズ&リゾーツなど
ホテル運営会社も手中に収めている。
そのアル=ワリード王子には、
今回の売却話とは別のアイデアがあるらしい。
「プラザ」に金を入れて改装してアップグレードさせ、
高級ホテルとして勝負しようというのが彼の考え。
このホテルのステークホルダーたち(利害関係者)それぞれには
それぞれの事情があるようだが、
さて、どうなることやら。
*アル=ワリード王子の写真並びにホテルの写真はキングダム・ホールディング・カンパニーの公式サイトよりお借りしました。