ホテルマンほど「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴が必要な職業はないかもしれない。
特に、ワシントンの「トランプ・インターナショナル」といえば、大統領がワシントンで唯一、食事をしに訪れるホテル。
よって、生の大統領を見たい、
あるいは、
”そこに居ることを(大統領に)見られたい”
人々が日々あちこちから集っているのだから、
ここの従業員たち、穴がいくつあっても足りないだろう。
でも、そんなにペラペラ喋っちゃって大丈夫なの?
というくらい「生情報満載」な記事がニューヨークタイムズ紙、
またの名を”トランプ大統領の天敵”メディアに掲載されている。
8月25日付けの同紙記事によると、
【トランプ大統領がいつも食べるのは塩熟成肉の分厚いカンザスシティ・カット・ステーキで、焼き方はウェルダン、ケチャップをたっぷり添えて】
ステーキのお値段は60ドル也。オーナー割引とかあるのだろうか?
【スティーヴン・マヌーチン財務長官はこのホテルに住んでいたが、(シャンパンのボトルの口をサーベルで切って開ける)"サブラージュ"を楽しんでいた】
ちなみにマヌーチン氏、ロスの高級住宅地ベルエアにある約30億円の豪邸に住むお金持ちだ。
【アンソニー・スカラムーチ 元ホワイトハウス広報部長、彼もこのホテルに住んでいたが、解任された日は同ホテルのレストラン「BLT Prime」に直行し、その夜、彼が食べたのはサーモン。「彼は怒っていて、悲しそうだった」】
指名から解任までわずか10日間の天下の締めのディナー、スコティッシュ・サーモンは35ドル也。その夜もこのホテルに泊まったと従業員は言っている。
ホテルには様々な人の様々な人生が刻まれている。
*「トランプ・インターナショナル・ワシントンD.C.」の写真は同ホテルの公式サイトよりお借りしました。