そんなタイトルがつけられたマイアミ・ヘラルド紙の1月4日付の記事で、
モデルのようなポーズをとって彼方を見やる、
その男、
ウラジミール・ドローニン氏。
名前につけられる形容詞は「Russian Real Estate Mogul ロシア人不動産王」。
彼が少々荒技でアマンリゾーツを手中におさめてから2年あまり。
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メディアでもアマンリゾーツといえばオーナーはあのドローニン氏、というふうに定着してきた感じ。
ドローニン氏のほうも、マイアミ、ニューヨーク、モスクワなどで展開している不動産ビジネスは拡大路線だし、プライベートでも昨年、娘のように若いロシア人モデルの恋人との間に愛娘も生まれ、かつての獲物を狙う動物のような野性味あふれていた頃に比べると落ちついて見える。
最近ではメディアから受ける取材への受け答えにもずいぶんと余裕がみられる。
マイアミ・ヘラルド紙のインタビューでも、
「幼年時代から美的感覚に鋭かった」(自語りですけど)ことをうかがわせる我が身のエピソードなども織りまぜたりしている。
《幼い頃、はじめて母親とエルミタージュ美術館に行ったとき、印象派の絵よりもロシアのアヴァンギャルド作家たちの作品に心を強く打たれたんだ》
その後もインタビューで「アヴァンギャルド」を連発。
なんとなく、成功とともに失いつつある自らのアヴァンギャルドさ、野性を無意識で呼び戻そうとしているようにも、ちょっと見える…。
From Russia with ambition ロシアより野心をこめて
それこそ、貴方では?
*一番上の写真はドローニン氏の公式サイトよりお借りしました。