ロシアのウクライナ侵略にともない、プーチン大統領と親密な関係で莫大な財をなしてきた"オリガルヒ" と呼ばれる大富豪たちのプーチン離れが加速しているが、そういえば、あの人、今どうしているんだろ?
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不動産ディベロッパーとしてソ連崩壊後のロシアで成り上がり、ついにはアマンリゾーツのオーナーとなったドローニン氏。本ブログでもなんども取り上げてきたが、早々にツイッターでロシアのウクライナ侵略に対する非難声明を出していた。以下、翻訳です。日本語としてわかりやすいよう、一部、意訳してあります。
私はロシアによるウクライナへの侵略を非難する、そして、切に平和を願う。
私はUSSR、ソビエト連邦で生まれた、もはやこの世には存在しない国だ、そして、その国はロシアとウクライナの両方から成っていたのだ。私はソ連邦が崩壊する前の1986年に国を離れた。それゆえ、私はロシア国籍であったことはない。さらに言えば、私はもう長い間、ロシアではビジネスをしてきていない。
アマンはヨーロッパに本社を置くグローバル・カンパニーであり、OKOグループはアメリカに本社がある。こうした世界各地にあるチームと共に仕事をする国際ビジネスマンとして、私は常に文化の多様性と平和を尊重してきた。我々の会社では多くの(国々の)祝日を祝っているが、それは単に祝日を祝っているのではなく、調和と友好、そして何よりも幸福のためという目的のために祝っているのだ。
というわけで、これまで親密度をことさらにアピールしてきたプーチンをはっきり見切ったということ。
「私はロシア人だ!」と、ことあるごとに愛国心を語ったりしていたけれど、いつのまにか国籍も移し、会社の本社移転もすませていた。
いやあ、さすがにドローニン氏。お見事! 今頃になってあわてふためいてプライベートジェットやヨットで脱出しようとしたりしている他のロシア人富豪たちとはちがいます。
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