鎌倉には古民家を改装しました、というレストランがやたらとあるのだが、長谷駅の近く、江ノ電の線路沿いに、不思議なレストランがある。
どこから入ったらいいのかわからないのだ。
線路沿いにいい感じのメニューの看板が出ているのを見つけ、オッと思って入ってみようとしたが、
目の前には江ノ電の線路がある。
はて、どこからか回りこんで入る道があるのだろうか…と思って見回すと、
お、板を渡して向こう側に渡れるようになっているところがあるではないか。
そのけもの道のようにできてしまった渡り場所から行くのが正解のようにも思える。
が、しかし、手前の電柱には「危険 線路内立入禁止」の文字が…。
どうしようかと迷っていると、カンカンカンカンと踏切の音。
江ノ電が目の前を走りすぎて行った。う〜ん。
とりあえず ”けもの道” を渡ってみた。
が、今度はどこから店に入っていいやら、わからない。
目当ての古民家にアクセスする道がないのだ。
よそのお宅の庭を突っ切るというのもなんだし…。
正解は、線路をかまわず渡って直進する。
いやあ、迷いました。
が、迷っても行った甲斐はあった。
インテリアもテーブルセッティングも皿やカトラリーも素朴だが、
作り手の「おいしいものを食べさせたい」という気持ちがひと皿ごとに真摯に伝わってくる。
また行ってみたいと思う店がまた鎌倉で増えた。
そういえば、お店のカードにこんな表記が ↓
海までも歩いてすぐです。