ああ、ここがホテルだったらどんなにいいことか…。
わたしがそう切に思う筆頭のひとつが、丸の内の「東京會舘」だった。
ここは、ホテルではない。
が、ここには、
皇居に面したすばらしい眺めがあり
1922年創業のロイヤル印付き格式と伝統と歴史をもち
舌平目のボンファムなどわざわざひとりでも食べに行きたいおいしい料理や
用がなくてもお茶に立ち寄りたくなるおいしいお菓子があり
(上の写真はマロンシャンテリー。わたしが好きだったデニッシュのマロンは復活するのだろうか?)
静かで落ち着いた いいバーがあり
全盛時代の帝国ホテルに勝るともひけをとらない客層がかもしだす独特のアンビアンスと高レベルのサービスがあった。
(上の3点の写真は会員制クラブ「UNION CLUB」で一般ゲストは入れません)
そう、「いいホテル」にあるべきものがすべてそろっているところだった、ただひとつ、客室をのぞいて・・・。
建替を機にホテルになればいいのになぁと願っていたのだが、とっても残念。
ロンドンやパリ、ニューヨークあたりだったら、小さいけれど高品質のホテルがあってもいいロケーションなのに。
来年の1月8日、グランドオープンです。