hotel gadget

ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

新生「オークラ東京」を見て感じたこと その1

f:id:chifumimurase:20190907103634j:plain

きのうは新生「オークラ東京」のプレス内覧会。9月12日に「The Okura Tokyo」(英語名)「オークラ東京」(和名)と名前をあらため新生オークラがデビューします。

旧本館の跡地には17階建ての「オークラ ヘリテージ」(左手) と41階建ての「オークラプレスティージ」(右手)の2つのブランドのホテル。

f:id:chifumimurase:20190907105246j:plain

「オークラプレスティージ」のロビーは " 昔のままの姿 " で。

f:id:chifumimurase:20190907105402j:plain

"無駄"がつくる、この独特のアンビアンスも昔のまま。

f:id:chifumimurase:20190907110121j:plain

一方、「オークラ ヘリテージ」の方のロビーのライブラリー・スペース。

前回の記事でも

 

chifumimurase.hateblo.jp

【パースの段階なのでまだなんとも言えませんが、うーん、これだとがっかり感がかなり高い感じ・・・。ホテルライブラリーとは、ホテルを測るリトマス紙のひとつであるとわたしは常々思っているのですが。】

と書きましたが、実際に出来上がった空間に身を置いてみても、感想は同じ。閉塞感があって、ここでひとときの時間を過ごしたいと思うような、くつろぎ感、ゆったり感が感じられませんでした。ちょっと残念。
chifumimurase.hateblo.jp

帰り道で寄ってみた「オークラ別館」は営業中で、来年の東京オリンピックまではこのまま営業を継続することが決まったとのこと。

レストランやバーは新生ホテルに移るため、ロビー階にあった「カメリア」を「ダイニング・カフェ」と名前を改め、唯一の料飲施設として営業。

新生ホテルを見て回った後、こちらに来て、なんだかちょっとホッとしました。

ここに来ると戻れる"時間"があるから。