7月17日付のニューヨークタイムズ紙によると
MGMリゾーツ・インターナショナルは
「ラスベガス銃撃事件」の被害者たち1000人を訴えた。
同事件については本ブログでも書いたが ↓
昨年10月に「マンダレイ・ベイ・ホテル」の32階のスイートに滞在していた犯人が
部屋からコンサート会場に向けて無差別に乱射し、58名の死者と500以上の傷者を出した事件。
しかし、被害者をホテルが訴えるって、逆では? いったいどういうこと?
記事によると、ホテルとしての責任を回避するため、先手を打ったんだそうだ。
事件の被害者たちから
「なぜホテルはそんな犯罪を起こしそうな人間をゲストとして受け入れ泊めたのか?
さらには大量の武器を部屋に持ちこませ(十数個のスーツケースを数回に分けてベルボーイに運ばせている映像が残っている)室内に保管しているのを見逃したのか?」
という、ホテルの責任を問う訴えを起こされる可能性があるため。
ホテルに責任はないことを先に法的に立証するのが目的なので、
ホテルは被害者たちに対して金銭的な請求はしないとのことだが、
いってみれば、同社の弁護士の奇襲戦法というか "悪知恵" 。
訴訟王国として知られるアメリカだが、
いやはや。