すでに「プレジデンツ・クラブ・スキャンダル」と命名されたこの事件。
舞台になったのはロンドンきっての名門ホテル「ザ・ドーチェスター」だった。
男性限定のチャリティーパーティーに参加したゲストたちのコンパニオン女性たちへのセクハラ行為が問題視されている。
先週1月18日木曜日、夜8時からこちらのボールルームで開催されたパーティー。
主催者はザ・プレジデンツ・クラブ。33年の歴史のクラブだが、この晩、360名の英国を代表する企業のトップや政治家、著名なテレビ司会者などメディア関係者、芸能人など世に言う”セレブ”男性たちがブラックタイで集まり、彼らをおもてなしするコンパニオンとして130名の「背が高くて、やせてて、きれい」の条件をクリアした学生を中心とした若い女性たちが集められた。
ちなみにバイト代は6時間で150ポンド(約2万円)+タクシー代25ポンド(約4千円)。
そのパーティーの会場で、ヒップ、胸、足などへの"お触り"はもちろんのこと(って言い方も変ですけど)、
「な、な、バーで飲み直そうよ」なんて"しつこい"お誘いなんかはいい方で
「後でぇ、ボクのぉ部屋に来いよぉ〜」というお誘い多発。
なかには「ねぇ、見て、見て!ボクの見てぇ!」とズボンの前を開けて自慢の品(?)の露出狂もいたりして、そのセクハラのメニューはなかなか豊富だったよう。
チャリティー・オークションの中身は豪華絢爛だったようだが、ホテルジャンキー的に興味があったのは、
「イングランド銀行総裁マーク・カーニーとのアフタヌーンティー」。
彼には興味はないが、ドーチェスターのアフタヌーンティーなら、行ってもいいかも。誘われることはないでしょうけれど。
ちなみに、今回セクハラがバレちゃったのは、フィナンシャル・タイムス紙の女性記者が会場に潜入したため。
*「ザ・ドーチェスター」の写真は同ホテルの公式サイトからお借りしました。