「メイフラワー・ホテル」
1925年開業、
首都ワシントンでは老舗ホテルのひとつである。
このホテルのゲストとして有名な人といえば、
まずあげられるのが
1933年3月3日、大統領就任演説の前日、
このホテルの776号室で
「我々が恐れなければならないものは、ただひとつのみ。
恐れそのものである。」
という歴史に残る演説の一文を記した、と言われている。
英国首相ウィンストン・チャーチル
このチャーチル氏、
ホテルについてはかなりうるさかったと言われている。
そして、1972年に亡くなるまで約20年間にわたり、
平日はほとんど毎日、
ここのレストランかコーヒーショップに通ってきたのは
泣く子どころか大統領も黙ると言われた
強面で鳴らしたエドガー・フーバーFBI長官だった。
いつも同じメニューを注文したそうで、
毎日一緒にランチをとっていたのは
FBIでアシスタント・ディレクターを務め
フーバーとは私的な関係も噂されていたクライド・トルソン氏(左)。
さて、
そんな歴史上の恐れ多い有名人たちと
はからずも名前を並べるはめになってしまったのが
トランプ大統領の「ロシアン・ゲート」の登場人物のひとりで
笑顔が明るいセッションズ米司法長官。
うーん、やっぱり面構えだけみると
役者がかなり落ちるなぁ ..... って感じ(ごめんなさい)。
駐米ロシア大使とこのホテルで昨年3月に密会をした、
と言われている。本人の記憶にはないらしいが。
この三度目の密会というのが争点になっているようだが
そういうときって、こんな部屋を使うのだろうか?
それとも、もっと事務的な感じでこんなコーナーだろうか。
セッションズ米司法長官、
密談の前、
トイレの鏡で自分の顔を見ながら
もしかして
念仏のように唱えたのは
「我々が恐れなければならないものは、ただひとつのみ。
恐れそのものである。」
だったりして。
で、気になるのは、
そのときは、いったいどっちがお支払いをしたのだろうか?
*「メイフラワーホテル」の写真は同ホテルの公式サイトからお借りしました。