おととい鎌倉パブリックゴルフ場でラウンドレッスンを受けたときのこと。
一緒にラウンドした青年がコーチに尋ねた。
「このアウトとインって、どういう意味ですか?」
そう言われてみれば、わたしも知らなかった。
「クラブハウスから出るのがアウトで、戻ってくるのがインです」
そうか、クラブハウスが基準になっているんだ。
この意味がわかると、コースに出るときと、戻ってくるときの気持ちの持ちようがぜんぜん違ってきた。
アウトは「さあ、行くぞ!」と出陣の気分。
インは「ただいま」という帰還の気分。
こんなふうに、よく目にしているのだけれど、その意味を考えたことがないことって、わたしの場合、けっこうある。
ホテルの場合はどうだろう?
「チェックイン」でホテルとの関係が始まり、「チェックアウト」で終わる。
そのときの「イン」と「アウト」の基準点となるのは、どこだろう?
気になる、気になる。
そして、この日、気になって気になって仕方がなかったのが、この木 ↑
根が山肌に浮き出ているのだ。
だから何? と言われても、気になるものは気になる。
みんなそれぞれ、気になるものをもって生きている。