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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

葉山から秋谷海岸をひたすら歩く。犬は歩けば棒に当たるけれど…。

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きょうは葉山の南、秋谷海岸を歩いてきた。

葉山の森戸海岸から南下し、長者ヶ崎の少し先。不動産広告では「南葉山」などと呼ばれていたりするが、ここは葉山町ではなく横須賀市である。

葉山に着いたときには小雨まじりの曇天だったのに、ビーチに出た瞬間、急に空が晴れ上がり、真夏のような陽射しがギラギラ射しはじめた。褐色だった海の色もあっという間に緑色、群青色のグラデーションに変化していく。

石ころを敷き詰めたビーチは歩きにくく、何度も足を取られそうになる。頭がくらくらしそうに暑いが、その暑さをからだに刻みながら、光る海のまぶしさを瞳孔に感じながら、歩き続ける。

取材の際は、とにかくひたすら歩く。なにも考えず、ただただ無心で歩く。

歩いてみて、なにがわかるってわけではない。

犬は歩けば棒に当たるが、人はなんにも当たらないこともある。

けれど、9月の終わりのある日、季節はずれにめちゃくちゃ暑いなか、あそこの海岸を汗を流しながらひたすら歩いた…という記憶は残る。

 

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秋谷海岸の海辺のレストランでランチ。平日なのに混んでいてびっくり。