貧しさや世間ではなく、いいえ、コロナに負けました・・・そんなホテルが続出しているのがニューヨーク。
1924年に開業した老舗「ルーズヴェルト・ホテル」が今年の12月末をもってクローズすることになった。
昨今は、もはや高級ホテルではなく、格安ツアーなどにも使われる中級クラスのホテルだが、「ウォール・ストリート」「メイド・イン・マンハッタン」などの映画の舞台にもなり地元でもよく知られているホテルで、現在はパキスタン航空が所有している。
ほかにも「ヒルトン・タイムズスクエア」478室が観光客の回復に見通しが立たないため、10月にクローズした。
アメリカではコロナの感染は依然として拡大中で、アメリカ・ホテル・ロッジング協会によると今後も人員削減せざるを得ない状況のホテルがアメリカ全国で74%にものぼるとのこと。
ニューヨークの観光産業を支えてきたブロードウェイも今春から活動休止しているが、先日、チケット販売が来年5月30日まで停止との発表があり、ホテル業界の苦難は続きそうだ。