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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

復刻メニュー「銀座ジャポネステーキ」@「セルリアンタワー東急ホテル」の場合

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同系列のホテルで同じレシピを使った料理でも、こんなに違う、というおもしろい発見をしました。

東急ホテルズが全国のグループホテルで開催中の復刻メニュー「銀座ジャポネステーキ」。かつて銀座にあった「銀座東急ホテル」で名物だったメニューです。

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今回は「セルリアンタワー東急ホテル」の「かるめら」で食べました。 

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お値段は税サ別2645円でオーストラリア牛のヒレ150グラム。

トッピングの玉ねぎ・長ネギ・ピーマンのみじん切りが口中ではじける食感があり、ピーマンの香りがします。

↓ 下の「ザ・キャピトル東急ホテル」の場合、みじん切りが非常に細かくなめらかで、言われないとピーマンが入っているのは気づきません。

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実は「セルリアンタワー東急ホテル」の場合がもっとも "本物"の味に近いかもしれません。

というのは、

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今はなき「銀座東急ホテル」で "本物" の作り方と味を知る伊藤悟シェフがいるからです。

1970年に伊藤シェフが同ホテルに入社したときには「銀座ジャポネステーキ」はすでに名物メニューだったそうです。

24時間オープンのレストランだったので、昔は "朝ステーキしてからゴルフに出かける" なんていう男性のお客さんたちもいたそうです。

「夜10時くらいがいちばん忙しかったですね」

そんな日本が元気だった時代、ステーキがごちそうだった時代の、名物メニューです。

11月末までの期間限定。

★伊藤シェフに教わった「ジャポネステーキ」のレシピ、家庭でも手軽に再現できそうなので次の記事でご紹介します

chifumi-murase.jp

 前回の「ザ・キャピトルホテル東急」の場合の記事はこちら ↓

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