マリオットで520万人の顧客データが漏えいしていたことが、3月31日付の同社サイトで発表されていました。
いました・・・というのは、いつもなら主要紙でも大きくとりあげるような問題ですが、なんせ今は世の中の関心が新型コロナウィルスの話題に集中。
それゆえ abc NEWS など一部メディアを除き、大きく取り上げたのはハイテク関係のメディアがほとんど。
マリオット・インターナショナルのサイトでも、トップページではなく、メディア向けのプレスリリースのページに、新型コロナウィルス問題のリリースの横にさりげな〜くさらりと並べて(と見えたのはあくまでもわたしですが)・・・。
しかーし、漏えいされた顧客データの内容をみると、けっこう深刻です。
氏名、住所、メールアドレス、電話番号、登録メンバーデータ(アカウントナンバーとポイント残高。ただし、パスワードは含まれず)、勤務先、性別、生年月日、そのほか顧客が利用する航空会社のロイヤルティープログラムの会員番号や、部屋の好みや使用言語など。
ハッカーは今年の1月中旬にはマリオットの従業員のログイン情報を入手し、2月下旬には管理システムに侵入していたそうです。
なんせ過去3年間で2度目、16年間で3度目の前科がありますが、2018年の流出事件の際にはスターウッドの中央予約システムがハッカーによって侵入され、3億8300万人の顧客記録と個人情報が流失。そのなかには500万人分のパスポート番号と800万件のクレジットカード情報が含まれていたそうです。
すべてがネットでつながってしまっている今の世の中、こういうことは覚悟しないといけないのかもしれません。