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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

プロヴァンスで事故死した中国・海航集団、王健会長の最後の朝食は・・・

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中国の海航集団(HNAグループ)の創業者のひとりで

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(HNA Group のサイトより)

陳峰氏と共に15%の株を所有して共同会長をつとめる王健氏が、

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7月3日、フランスのプロヴァンス地方のボニュー村で

「不慮の事故」により死亡した。享年57才。

海航集団は海南航空なども傘下におさめる企業グループだが、ヒルトンを買収して世界にその名をあげた ↓

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7月4日付のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙によると、

王氏が写真を撮ろうとして背面が崖になっている高さ1・2mの壁の上に登ったところバランスを崩し、10〜15mの崖下に転落した、とのこと。4人の同僚と友人とガイドが1名、計5名がそばにいたとのこと。翌日、妻が旅に合流することになっていたそうだ。

現場はロイター報道によるとこんなところ

www.reuters.com

いろいろいろいろ事情があるときだけに、各方面で憶測を呼んでいる。

ここ数年来、中国企業による大手ホテルチェーンや名門ホテルの買収が相次いでホテル界を騒がせてきたが、昨年あたりから様相が一転、ニューヨークの「ウォルドルフ=アストリア・ホテル」を2014年に買収していた安邦保険集団呉小暉董事が中国政府に拘束されたもようで同ホテルは今年の2月に中国政府の管理下に入った。

海航集団も今年に入ってから、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスやNHホテルズなどの所有株式を売却している。

 

王氏が亡くなったのは朝の11時頃だったということなので、おそらく前夜は近くに泊まっていたのではないだろうか?

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もし、わたしが王氏に「ボニュー村に行くんだけれど、ホテル、どこがいいかな?」と相談されたとしたら、おすすめしたのはアヴィニョンにも近いブラーヴ村にある

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HOTEL CRILLON LE BRAVE オテル・クリヨン・ル・ブラーヴ」。

アヴィニョンからは40キロほど、事故現場(黒丸印)にも近いホテルで

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客室数34室で16世紀に建てられ、村の学校として使われていた建物をホテルにリモデリングしたもの。

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丘の上にあり、プロヴァンスらしい眺めをみながらテラスで食事を楽しめる。

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インスタ映えしそうなスパだから、利用しただろうな。

 

王氏がもしここに泊まっていたとしたら

最後の朝食はどんなふうだったのだろうか?

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「クロワッサンはやっぱりフランスだな」と焼きたてのパリパリを楽しんだか

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あるいは、「朝からチーズっていうのが、フランスなんだよな」となってついワインも注文したりしたのか(わたしの勝手な推測です)

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「朝からがっつりいきたい」と特製サンドウィッチをオーダーしたのか。 

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いずれにしても、最後の朝食が、素晴らしく美味しく楽しいものであったと願いたい。ご冥福をお祈りします。

 

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*写真は「HOTEL CRILLON LE BRAVE」の公式サイトよりお借りしました。