【これらのホテルは、ただいまのところ、”本来のホテルがあるべくように”は運営されておりません】
なんとも奇妙なコメントを出したのは、マリオット・インターナショナルのスポークスマン。
サウジアラビアの首都リヤドにある「リッツカールトン」「コードヤード・バイ・マリオット・ディプロマティック・クオーター」についてで、これらのホテルを運営しているのが、マリオット・インターナショナル。
as traditional hotels
”従来のホテルのように” ともさらりと訳せるが、
マリオット側としては、ホテルとは本来そのような使い方をされるべきではないというホテリエのプライドと抗議をこめた言葉使いだと思うので、わたしはあえて ”本来のホテルがあるべくように” と訳した。
ただいま「リッツカールトン・リヤド」が王家のお家騒動で逮捕された王子たちの”留置場”になっていることは本ブログでも書いたが ↓
「コードヤード・バイ・マリオット・ディプロマティック・クオーター」とは、その名の通りリヤドの外交地区にある2012年開業の5階建て286室のホテルで
こんな気持ちの良さそうなプールもあったりして
コードヤード・バイ・マリオット・ブランドのホテルとしてはかなりグレイドが高いホテルだ。
が、現在は「リッツカールトン」に留置されている被疑者たちのための医療施設として使われているらしい。
被疑者と外部との接触を徹底的に排除するため、急きょこのホテルを病院にしたようだ。
レストランも関係スタッフたちの食堂になっているのだろうか。
ミーティングルームもなんだか”取調室”に見えちゃう…。
同社のオンライン予約サイトでも両ホテルともに来年の2月まで予約は受けつけていない。
サウジアラビアにはいくつか行ってみたいホテルがあったんだけれどなぁ。