↑ コレです。
政治家とは
心から大っ嫌いな人とも
心からのような笑顔で
握手したり、ハグしたりできる人である。
さて、そんな政治家なれど
食べ物についてはどうだろうか?
それぞれ国も違えば好みも異なる
各国首脳たちが集まる
サミット晩餐会のメニュー作りは
つくづく大変だろうなと思う。
タオルミーナ・サミット終了後に行なわれた
イタリア大統領主催の晩餐会。
会場はトランプ大統領も泊まっていた
「ベルモント・グランド・ホテル・ティメオ」
料理を担当したのは同ホテルのエグゼクティブシェフ
ロベルト・トーロ氏。45才。
どうやらかなり喧々囂々だったらしい
サミット終了後の
夫婦そろっての晩餐会のために
トーロ・シェフがつくった料理とは?
イタリア在住のホテルジャンキーズクラブ会員で
ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」でも
「イタリアンライフ通信 ワインと食、ときどきホテル」を連載中の
小原みほさんに、以下、解説していただきます。
↓
【この夜、アペリティーヴォサービスの後にG7の重鎮が堪能した料理とは・・・
●ペコリーノシチリアーノとバジルの詰め物のトルテッリーニを
マザーラ赤エビのソースで
●ヨーロッパキダイのグリルをミニトマト、ケーパーとバジルのソースに蒸した野菜とじゃがいもを添えて
●最後のドルチェは、カッサータシチリアーナとカンノーロ。
ちなみにトランプ夫婦はトルテッリーニのあまりの美味しさに
おかわりをしたそうだ。
ディナーのワインは
日本でも有名なDonnafugataドンナフガータのものをセレクト。
赤ワインはMille e una Notte(千と一夜) 2012(ぶどう品種は主にネーロダーヴォラ)。甘口ワインはBen Ryé 2015 del passito di Pantelleria。
他にも2本供されたようだが、詳細を知ることができず。
サービス前のデコレーション用のお皿はヴェルサーチ、そのほかはすべてジノリで統一。】
*上記【 】内は小原みほさん記。
ウェルダンのステーキにケチャップをかけたのが好物という
あまり食べ物にはこだわらないようにお見受けする
トランプ大統領だが
「メラニアはイタリア料理が得意でミートソースも作るんだ!」などと
夫人の料理自慢をしたりしてる。
口で言うことと腹の中がちがうのが政治家。
おかわりの理由が
「あまりに美味しかったから」かどうかは
本当のところはわからないが
とりあえずツイッターでも文句は飛ばしてないようだ。
*「ホテル・ティメオ」の写真は同ホテルのサイトからお借りしました。