きのうは、打ち合わせのため横浜へ。 お天気もよかったので、約束の場所までぶらぶらのんびり歩く…と、いろいろなものが目に飛びこんでくる。
↓ こんなところにも、こんなものが。さすが観光を売る街だ。
↓ あ、あ、あ、わたし、こういうの、好き!とつい足が止まるのは、こんな、今や昔の過ぎ去った時間をひきずっている古ぼけた建物。「横浜貿易協会」のビル。
そう、わたしは「今や昔のさびれ系」感覚が好き。
そして向かった先は、横浜開港資料館。
その、元門番がいた建物を喫茶室にした「Au jardin de Perry」訳すと、ペリーの庭で。
雰囲気が東京・一番町の英国大使館に似てるな…。
こんな隠れ家を打ち合わせ場所に選んでくださったのは、ホテルジャンキーズクラブの会員の高村典子さん。
実は、高村さんとのご縁も長く、十数年前に横浜で開催された女性向けの講演会に講師として呼んでいただいたときの主催者側にいらしたのが高村さん。
そのときにお話して、高村さんがホテルジャンキー界でもマイナー派の「さびれ系ホテル」好きだとわかり、同じく「今や昔のさびれ系ホテル」に深い深い愛情を持つわたしは、めったにいない話が通じる方をみつけて感激。
そんなわけで、4月にリニューアルする当社のホームページの新企画にて、高村さんも「さびれ系」ブログをたち上げてくださることになった。
クラシックホテルはもとより、古びたり、寂れたり、すたれてたりしているけれど、なんともいえないいい味出してる「さびれ系」ホテル。こんなホテルがお好きな方、どうぞお楽しみに!
打ち合わせの後、高村さんより「シルクホテルって、ご存知ですか?」「いいえ、知りません」ということで連れて行っていただいたのが、元「シルクホテル」だった建物。
高村さんの建築家のご主人がこのビルの中に、元客室を改装したオフィスを持っていらっしゃり、館内を案内していただいた。
な、なんなんだ、このアジアの匂いは!という眺め。まるで昔の香港かどこかの映画を観ているよう。
まわりにさえぎるものがない絶好の眺め、絶好のロケーション。どうしてココをちゃんとしたホテルにしないんだっ!と怒りを覚えるほど。
昔のホテルには必ずあった、なつかしの「アーケード」。
エレベーター前のホールのちょっと間延びしたようなスケール感に、なんともいえない、「アジアのホテル」の匂いを感じた。
アジアのホテルの、そして、ほんのり「さびれ系」の匂いがする不思議な時間を過ごした後は、喧騒の渋谷へ。
一転して、時代の先端をいく仮想通貨「HJコイン」の打ち合わせのため、若者たちが集うカフェバーへ。
ラテの模様を見て、「これって、カブの輪切り?」と素直につぶやいたら、バリスタ君、困ったような顔を。ハートだったらしい。ごめんなさい。
このスプレーンの置き方、イタリア式なんだそう。知らなかった。