キンキラキンに輝くニューヨークの「トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー」。向こうに見える緑はセントラルパークの木立。住所は、1 Central Park West, New York。「マンダリン・オリエンタル・ニューヨーク」が入っているタイム・ワーナー・センタービルも歩いてすぐ。マンハッタンでも絶好のロケーションにあるホテルである。
さて、トランプのホテル・ビジネスにとって、大統領選ははたして凶と出るか、吉と出るか?
気になるところだが、8月1日付の「フォーチュン」誌のサイトの記事によると、その答えは今のところ、どうやら凶らしい…というより、それがそうあってもらいたいという”願望”の記事のようだ。
《トランプの分裂的キャンペーンがいかにホテル・ビジネスに打撃を与えているか》と題した記事によると、あるオンラインのホテル予約サイトでは今年に入ってからトランプ・ホテルの売上はダウンの連続となっているそうで、昨年比もマイナス、とのこと。一方、トランプ・ホテル側は売上の数字を公表していないこともあり、それを否定している。
トランプ氏はビジネスマンである。好きでも嫌いでもなんでもいい、とにかく話題になればいいんだ、と考えているのかどうか。彼の心中はわからないが、なんでもいいから旬の話題のところに行ってみたい、話のネタに、という人だって世の中いる。いや、けっこういるかも。
さて、11月に大統領選挙の結果が出た後、そろばんをはじいてプラスマイナス、どう出るのか。
※ 写真はトランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーの公式サイトからお借りしました。