ニューヨークの「ウォルフドルフ=アストリア・ホテル」。
かつてはアメリカを代表する名門中の名門ホテルであり
アメリカ大統領がニューヨークに滞在する時の定宿。
ここを「住まい」とするV I P住人たちも多く
住人のひとりだったマッカーサー元帥を
吉田茂元首相がホテルへ訪ねたこともあった。
42階のスイートは数十年間に渡り
公邸として使っていた。
が、しかし、2014年、
中国の「安邦保険集団」によりホテルが買収され
"オーナーは中国のホテル" になってしまったのだ。
これをきっかけに
長年の顧客たちが次々と去って行くことになった。
アメリカ大統領は即ホテルを変え、
その理由が
防諜などセキュリティ問題を大いに懸念したためであることは
はっきりと公言されている。
一方、日本政府はどうだろうか?
先日のシチリア・サミットの際に
安倍首相が泊まったホテルの大株主が
中国企業であったことは本ブログの記事でも書いたが......。
↓
さて、6月28日付のウォール・ストリートジャーナル紙の記事
【ヘイリー国連大使は「トランプ・タワーには移らない」と言っている】
を読んでいたら、
「国連本部の近くのホテルに現在住んでいる」と書いてあった。
どこだろ?
国連に一番近いのは「ヒルトン・ニューヨーク・グランド・セントラル」だが
ここも中国人オーナーだから、なし。
となると、「ウェスティン・ニューヨーク・グランド・セントラル」だろうか?
「ウォルドルフ=アストリア」に比べるとかなりの格落ちなのは否めない。
部屋もプレジデンシャル・スイートの次のグレイドは
ワンベッドルーム・スイートになるが、
ニッキー・ヘイリー国連大使、
きっと満足はしていないだろうな ....と思う。
以下、わたしの勝手な推測です。
ニッキー「ウォルドルフ=アストリアと少なくとも同等のグレイドのところを用意するよう言ってちょうだい! 単なるわたしの住まいだとか、わたし個人がそうしたいのではないの。公邸というのは、この国連大使というポストに対するものなのよ!」
部下「あのぉ、それではトランプ・タワーはどうかと言って来てるんですが .....」
ニッキー「いま、それやったらまずいでしょ!」
このニッキー氏、
大統領選挙ではトランプを支持しなかったのにもかかわらず政権入りした人で、
インド人移民2世。
*「ウォルフドルフ=アストリア・ホテル」「ウェスティン・ニューヨーク・グランド・セントラル」の写真はそれぞれの公式サイトよりお借りしました。