きのう日曜日の千鳥ヶ淵の満開の桜です。
スターウッドの売却先がマリオットにほぼ決定した(もっとも最終決定は4月8日なので、まだまだ予断は許せないけれど)が、買収合戦が一段落したいま、アメリカのメディアではウォールストリート・ジャーナルをはじめ、今回の騒動を疑問視する声が上がってきている。
「スターウッドはマリオットと中国側を競わせて売却価格を吊り上げマリオットに高い買い物をさせることになり、結果としてアメリカのホテル産業にとって良いことになったとは思えない」
「マリオットは勝った。が、当初予想された価格を上回って支払うことになる買収価格ははたして妥当なのかどうか、株主たちの厳しい目にさらされるだろう」
そういえば、日本のホテル業界でも、スターウッドとマリオットの合併が報じられるやいなや、職を失うことを見越して就職活動に動いていた人たちもいた。
くるくると猫の目のように変わる状況に振り回されたステイクホルダー(利害関係者)=株主をはじめ、従業員、取引先、ホテル利用者など。
スターウッドも株価を下げたし。なんとなくケチがついた感じだ。