マロンシャンテリーが美味しい季節になりました。
マロンシャンテリーは日本で生まれたスイーツだと存じでしたか?
「東京會舘」の初代製菓長だった勝目清鷹氏が、1950年頃、モンブランを日本人向けにアレンジして作ったものだそうです。
濃厚な味わいの「東京會舘」のマロンシャンテリーは、濃いめにいれたコーヒーに合います。
「東京會舘」の血を受け継いだ「パレスホテル東京」のマロンシャンテリー。ストレートのアールグレイティーに合います、というか、ひとりで食べきるのはよほど好きな人でないとちょっと大変かも。
「パレスホテル東京」の姉妹ホテルで同じく料飲は「東京會舘」の流れをくむ「グランドパレス」のマロンシャンテリー。アッサムのミルクティーか、コーヒーならマンデリンあたりと合います。
なぜ、東京會舘とパレス系でマロンシャンテリーが有名なのでしょうか?
それは、東京會舘とパレスホテルはもともと同根だから。1961年のパレスホテル創業時には東京會舘から多くのスタッフが移ったそうで、初代総料理長も東京會舘出身の田中徳三郎氏でした。
なんて書いていたら、田中シェフの名物料理だった「舌平目のボンファム」が食べたくなってきたなぁ…。