ただいま建て替え中の「ホテルオークラ東京」ですが
2019年9月に新生オープンするにあたり
「The Okura Tokyo ジ・オークラ東京」と名前を変えます。
その理由は、
(TA)
敷地内に2つの別のブランドによる、
高層41階建て「オークラプレステージタワー」と
中層17階建て「オークラヘリテージウィング」の2棟が建てられ
2つを一体で運営する"2ブランド1オペレーション"となるため。
(TA)
さて、2つのブランドがどうちがうのかというと
グレイドでみると新設ブランドの「ヘリテージ」の方が格が上。
客室料金は「ヘリテージ」が70000円程度、「プレステージ」が45000〜50000円程度になるもよう。
(TA)
「ヘリテージ」ロビーのデザインはあえてシンプルにしているとのこと。
(GA)
「ヘリテージ」のビューバス・タイプの客室です。
60平米以上という広さにくわえて、開口が8メートル以上あるので開放感が感じられます。
(TA)
「ヘリテージ」のエントランス脇にはこんなライブラリースペースも設けられる予定だそうです。
パースの段階なのでまだなんとも言えませんが、うーん、これだとがっかり感がかなり高い感じ・・・。
ホテルライブラリーとは、ホテルを測るリトマス紙のひとつであるとわたしは常々思っているのですが。
ライブラリーのことで思わず力が入ってしまい、ちょっと横道にそれちゃいましたが次に、「プレステージタワー」の方について、ロビーからいきます。
(TA)
あれっ? これって、旧本館ロビーでは?
はい、そのまんまの復元・再現になるそうです。広さは3割ほど広くなりますが。
その理由としては「旧本館クローズの際に世界各国からこのロビーを壊すなという署名が6千人分集まりましたので、それが原因です」とホテル側からの説明がありました。
設計も旧ロビーの設計者の息子さんの谷口吉生氏が担当しています。
(GA)
28階〜40階の高層階にある「プレステージタワー」の客室です。
広さは約50平米で開口は「ヘリテージ」よりやや狭く6〜7・2メートル。
(GA)
「プレステージタワー」39&40階にできるデュープレックスの最高級スイート「インペリアルスイート」。720平米と日本最大の広さになるそうです。お値段は300万円程度とのこと。
(TD)
「プレステージタワー」の26&27階にできるフィットネス・スパのプール。
(TA)
「プレステージタワー」6階の商談や打ち合わせに使えるスペースとして「オークラサロン」。大倉集古館がほどよい高さでのぞめて気持ち良さそう。
それにしても、きのうの記者会見、盛況でした。
*上記CGパースの画像のコピーライトは以下のとおり。( )内は、各画像の下に記したイニシャル。
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