お、木立のなかにプチホテルが .....
とも見えるが、さにあらず。
ここは横浜「海の見える丘公園」内にある
横浜も、こういうプチホテルがありそうでないところだ。
「宇野千代展 華麗なる女の物語」をみにきたのだが
ほとんどがシニアの女性客で、
彼女たちの関心はただひたすら
一点に絞られている。
それは、宇野千代さんの男遍歴。
「このヒト、男性関係、すごかったんだってねぇ」
「男なしでは生きられないってタイプ。いるじゃない、そういうヒト」
「男を渡り歩いていたのよねぇ、いるでしょ、そういうヒト」
ハイ、います、います、ここにいます。
と心のなかでつぶやくわたし。
「男」を「ホテル」に入れ替えたらですけど。
画家の東郷青児から聞き出した話が元だそうで
そもそも東郷青児に会いに行ったのも
小説のネタの取材のためで
取材に行ったその日、
そのまま帰らぬ人(夫のいる自宅へ)になったらしい。
ちなみにこのとき捨てた夫とは、尾崎士郎。
こうして、男から男へと渡り歩いた
結果は、
宇野千代さんの残した小説になっている。
さて、
「ホテル関係」がすごくて
「ホテルなしでは生きられないタイプ」で
「ホテルを渡り歩いて」いるわたしだが
犬も歩けば棒に当たっているように
なにかに当たってるだろうか?