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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

渡り歩けばなにかに当たる? 男も、そして、ホテルも。

f:id:chifumimurase:20170610184355j:plainお、木立のなかにプチホテルが ..... 

とも見えるが、さにあらず。

ここは横浜「海の見える丘公園」内にある

神奈川近代文学館。 

横浜も、こういうプチホテルがありそうでないところだ。

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宇野千代展 華麗なる女の物語」をみにきたのだが

ほとんどがシニアの女性客で、

彼女たちの関心はただひたすら

一点に絞られている。

それは、宇野千代さんの男遍歴。

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「このヒト、男性関係、すごかったんだってねぇ」

「男なしでは生きられないってタイプ。いるじゃない、そういうヒト」

「男を渡り歩いていたのよねぇ、いるでしょ、そういうヒト」

 

ハイ、います、います、ここにいます。

と心のなかでつぶやくわたし。

「男」を「ホテル」に入れ替えたらですけど。

 

宇野千代さんの代表作「色ざんげ」は

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画家の東郷青児から聞き出した話が元だそうで

そもそも東郷青児に会いに行ったのも

小説のネタの取材のためで

取材に行ったその日、

そのまま帰らぬ人(夫のいる自宅へ)になったらしい。

ちなみにこのとき捨てた夫とは、尾崎士郎

 

こうして、男から男へと渡り歩いた

結果は、

宇野千代さんの残した小説になっている。

 

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さて、 

「ホテル関係」がすごくて

「ホテルなしでは生きられないタイプ」で

「ホテルを渡り歩いて」いるわたしだが

犬も歩けば棒に当たっているように

なにかに当たってるだろうか?