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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

人は女に生まれるのではない、母によって育てられるのだ。

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ケネディー駐日アメリカ大使と談笑しているのは、レブロンジャパン社長の菅野沙織さん。菅野さんは、ホテルジャンキーズクラブの古くからの会員のひとりで、ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」でもその超パワフルなオン&オフの日々を綴る「エグゼクティブウーマンライフ」を好評連載中。

このダイナマイト・レディーを育てたのが、↓ このお母様。

この母にして、この娘あり!

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先日、お母様の86才の誕生祝いに超豪華アブダビ旅行をプレゼントした菅野さんもスゴイが、喜んで一緒に出かけ、こうして砂漠で余裕のお母様はもっともっとスゴイ。

高校時代、いつも成績が学年で2番だったけれどそれでいいやと満足していた菅野さんに、ある日、お母様が言ったそうな。「2番と1番というのは、ぜんっぜんちがう! 1番になりなさいっ!」。猛母の叱咤に応えてがんばり、初めて1番になってみて、2番とのちがいがどれほど大きいものかを身をもって知った菅野さんだったとのこと。

 

キャロライン・ケネディー大使のお母様はといえば、あのジャクリーン・ケネディー夫人で、ケネディー大統領の死後、「20世紀最大の海運王」と呼ばれたギリシャ人富豪のオナシス夫人となったお方。夫にした男たちから想像しても、並みの女性ではないことがうかがえる。

 

そして、そんなスゴイ話の後で書くのもおこがましいが、わが愚母はといえば…。先日、鎌倉で待ち合わせしたときに駅でファッションセンス抜群の老婦人を見かけたので、「あら、素敵なおばあさん!」と母に教えようと横の母を見ると、「きょうはこのバッグのブルーに洋服ぜんぶ合わせてきたの」と自分の服装を見てにんまりしている…。ほら、あのおばあさん、素敵でしょ、見て見て。すると、しゃらっと「あら、素敵なおばあさんって、お母さんのことかと思った」と。

 

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 ああ…この母にして、このわたしあり。