3月3日、イギリスで、ロシア人の元スパイがショッピングセンターで一緒にいた娘とともに突然倒れ、現在、ふたりとも意識不明で重体。
このスパイとは、セルゲイ・スクリパリ氏。
元ロシアの情報将校で、英国側にロシア情報を渡していたことがバレてロシアで実刑判決を受けるも、アメリカとロシアとのスパイ交換で釈放されたという人物。
英国では「THE TIMES」でもこんな記事が出ており、
毒物使用が強く疑われているこの事件について、英国外相が議会でロシアの関与を示唆した。
「ここにいる議員諸君には、2006年のアレクサンドル・リトビネンコ氏の死を思い出してほしい」
わたしが思い出したのは、リトビネンコ氏が亡くなったのは、ロンドンのホテルでお茶を飲んだ後だったということ。
そして、そのホテルでは、事件後の捜査で放射性物質の痕跡が確認されていたという、こわい、こわーいお話。
そのホテルとは、「ミレニアム・ホテル・ロンドン・メイフェア」。
メイフェア地区のグロヴナースクエアに面した中の上クラスのホテル。
事件の現場となったのは、ティールームではなく、バー「Pine Bar」。
朝9時から深夜2時までオープンしており、紅茶はポットサービスで4ポンド(約600円)。
ホテルには、実にいろいろなゲストがいる。
*「ミレニアム・ホテル・ロンドン・メイフェア」の写真は同ホテルの公式サイトよりお借りしました。