わたしの香港の朝は、いつもコレで始まる。
それも、高級ホテルのレストランで出すような上品なものではなく、
街の裏通りにあるこういう店の。
早朝便で今朝着いた方とホテルの近くをぶらぶらして見つけたお店で朝食。
地元客がほとんどのようで、
働く店の人も、食べるお客も、みんな「無駄」がない。
愛想もなければ、てらいも見栄も格好つけもなし。
なんともさっぱりとして気持ちがいい。
剃った頭のてっぺんだけ髷に結ったなんとも独特な髪型のお兄さんが作り、
目顔でドンとテーブルの上に置いていったお粥も美味しかった。
ああ、香港にやって来たんだな、と感じる初日の朝だ。