↑ コレだけ見れば誰でも誰かはわかる、このお方。
故ジョン・F・ケネディ米国大統領。
その巨大なポートレートををデスクの左横の壁いっぱいに飾っているのは、トランプ・オーガニゼーションのホテル部門CEOをつとめるEric Danziger エリック・ダンジガー(読み方不明のため、とりあえずこう呼んでおきます)氏。
ホテル界では有名人だが、なかでも1995年〜1998年までつとめたスターウッド・ホテルズの社長&CEO時代に、ウェスティンとシェラトンの買収を手がけ、スターウッド傘下のホテル数を20軒から600軒と、30倍に伸ばしたことで知られている。
いくつかの大手ホテルチェーンの社長&CEOを歴任した後、2015年8月にトランプ・オーガニゼーションに転職した。
同年10月29日付けの「The Real Deal Miami」紙の記事には、トランプ大統領と一緒に写真が載っている。ちょうどトランプ氏がゴルフリゾートの取得に力を入れ始めた頃で、記事にもイケイケどんどんムードがあふれている。
この エリック・ダンジガー氏、ホテリエ人生のスタートは、サンフランシスコを代表する名門ホテル「ザ・フェアモント」のベルマンとしてだった ......
という、ホテリエのすごろくでアメリカンドリームのごとく、しばしば語られる叩きあげ派のひとり。下積み時代を経験し、徒手空拳でのしあがった人間は、しぶとく強い。
きらびやかなロビーでお客の荷物を運びながらも、未来を夢見ていたにちがいない。
現在61才のエリック・ダンジガー氏が、J.F.ケネディ大統領暗殺事件の報を聞いたのは10才か11才の頃。エリック少年にとって、J.F.ケネディとはどんな存在だったのだろうか?
J.F.ケネディが、
We need men who can dream of things that never were.
(わたしたちは、これまで存在しなかったものを夢見ることができる人たちが必要だ)
と語ったとき、エリック少年の胸は高鳴ったにちがいない(とわたしは勝手に思う)。
ちなみに、トランプ大統領、エリック・ダンジガー氏のオフィスのJ.F.ケネディ大統領の巨大なポートレートをみて、いったい何を思ったのだろうか。これも大いに興味があるところだ。
最後におおいに余談ですが、トランプ大統領に贈る J.F.ケネディの言葉。
Mankind must put an end to war, or war will put an end to mankind.
人類は戦争に終止符を打たねばならない、さもなくば、戦争が人類に終止符を打つだろう。
おっと、書き忘れましたが、以前、本ブログで記事を書いたコレ ↓
"トルコのトランプ"と手を組むのはやっぱり止〜めた!となったそう。
たぶん、コレ ↓ が問題だったのかも。
おつきあいする人は選ばないと、ね。
*「ザ・フェアモント サンフランシスコ」の写真は同ホテルの公式サイトからお借りしました。