映画「タイタニック号」で一躍注目を浴び、今年のアカデミー主演男優賞を受賞したハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオ。通称、レオ様。
レオ様は、俳優業のほか、地球環境問題にいたく入れこんでいることでも知られている。
2005年には175万ドル(約200億円)でカリブ海に浮かぶプライベート・アイランドをお買い上げし、そうだ、エコ・リゾートにしよう!と計画中だったが、金のあるところに群がるあっちこっちに振り回されたあげく頓挫していた。
が、すったもんだがありました、の末、ようやく2018年後半に開業のめどがたった、と11月8日付のブルームバーグ紙でChadner Navarro 記者が報じている。
記事によると、リゾートの名前は「ブラックドア・キー・リゾート」。
36軒の分譲物件(500〜1500万ドル)と36軒の一般ゲスト用のバンガローをつくるもよう。
このレオ様所有の島、細長〜い島で、マンハッタン島を引っ張って伸ばしたような形をしているが、ホテルを建てるのは南端部分。
設計デザインは、アマン・キャナルグランデ、アマン・スヴェティステファン、アマンワナ、アマニカ、アマンヤラ、アマノイなどで知られるベルギー人ジャン=ミシェル・ギャシー氏。ここのところリゾート界では大の人気者で、ほかにも、モルディブのLVMH系のホテル「シュヴァル・ブラン・ランデリ」↓
ワン&オンリー系の「ワン&オンリー・モルディブ・アット・リーティラ」↓
なども手がけている。
アッパーマーケット向けの洗練されたデザインで知られるが、けっこう人工的なテイストもある。
水上バンガローのデザインで定評があるのだが、この度は、水上バンガローは環境によくないということで(なんとかならないかと、かなりの度重なる検討を重ねたもよう)やむなく取りやめになったそうだ。
レオ様、 アマンリゾーツのオーナー、ドローニン氏とは、彼のプライベート・ヨットにも遊びに行くほどの仲なので、
「あのアマンワナのデザイナー、紹介してよ」「お安いご用だよ」なんていうやりとりが、ふたりの間にあったかも。
ガチでエコロジストであるレオ様と、全方位外交のドローニン氏だが、レオ様のホテリエ・デビューで、ホテリエ仲間にもなった。
*一番上の写真は「LEONARDO DICAPURIO」氏の公式サイトよりお借りしました。
「シュヴァル・ブラン・ランデリ」と「ワン&オンリー・モルディブ・アット・リーティラ」の写真はDENNISTON International Architects & Planners Ltd.のサイトからお借りしました。