hotel gadget

ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

83才にして立った母は、かく語りき。

f:id:chifumimurase:20160602111224j:plain

 

83才の母と銀座でお買い物の際、ランチをどこで食べるか、これがけっこう問題である。なにしろ、うるさい。

料理はもちろんのこと、店の雰囲気、客層、接客サービス、すべてについて文句が多い。そう言ったら、「文句ではない。意見を述べているだけ」だと。

店選びは全面的に私に任される。「なにか食べたいものは?」と尋ねても、「なんでもいい」と言いつつも、提案に対しては「それは食べたくない」「それはイヤ」と次から次へと却下。いちばん選ぶのに苦労するタイプだ。

だいたいいつもひとり2,500〜3,000円程度のところを選ぶのだが、これくらいの値段だとホテルではコーヒーショップとなる。

そこで、先日は久しぶりに帝国ホテルのコーヒーショップ「パークサイドダイナー」へ。その日のランチメニューには母が食べられるものがなかった(好き嫌いが多い)ので、そういう時にはコレと決めていた「インペリアル パンケーキ いちご添え」(1,650円、これにコーヒー950円を加え、+サービス料10%で合計2,860円)にした。

オーダーの際、サワークリームを頼むと(通常はホイップバターのみ)、「よろしければ両方お持ちいたしましょうか?」とうれしい提案。もちろんOK。

コーヒーを持ってくるタイミングについても聞かれ、パンケーキと一緒にしてもらう。

食事中もこちらのタイミングを見ながらコーヒーのおかわり、水のつぎ足しなど、ていねいな接客で、母「この値段でこのサービスだと、いいねぇ。すごくリーズナブル」。

 

f:id:chifumimurase:20160602163725j:plain

 

帰り道、ちっちゃなコーヒーショップに寄って休憩。アイスクリーム 250円を、風が通るテラス席に座ってのんびり食べた。セルフサービスのお水にはレモン入り。「ご自由にどうぞ」と書かれた箱にはおせんべいやビスケット、チョコレートなどのお菓子。ひとりずつ淹れてくれるコーヒーが380円。これまたしごくリーズナブルで、「ここ、また来ようか」となった。

 

それにしても、帝国ホテルのパンケーキ、昔のようにサワークリーム添えに戻してほしい(注・リクエストすればサワークリームを出してくれます)。 

 

*上のパンケーキの写真は帝国ホテル東京のサイトからお借りしました。