先日来、本ブログで記事を書いている海航集団、
ジョージ・ソロスを落とした男。
私の「気になる男リスト」
次のターゲットはリチャード・ブランソン率いるヴァージン・グループ。
同グループの業績低迷中のオーストラリア法人、ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスに約128億円の出資を決めた。これにより同社の株式13%を保有することになるが、ゆくゆくは20%の保有をめざしている。
ちなみに、現在、ヴァージン・オーストラリアの株主は、リチャード・ブランソン、26%を保有する筆頭株主のニュージーランド航空のほか、シンガポール航空、UAEアブダビ首長国のエティハド航空など。
今朝の日経新聞朝刊では「海航集団系と提携 〜豪ヴァージン 中国人観光客を狙う」という見出しで「豪州を訪れる中国人観光客を取り込む」などヴァージン・サイドを主体とした記事立てになっているが、ブルームバーグをはじめ、海外メディアでは、
「億万長者のチェン・フェン氏のHNA(海航集団)、ヴァージン・オーストラリアの株式取得」
というように、どこも主語はチェン・フェン氏か彼がオーナーの海航集団。
リチャード・ブランソンという男もいわゆるセルフメイドマンで、かなりおもしろい男。レコード会社経営からはじめ、ヴァージンアトランティック航空を立ち上げ、携帯電話、飲料事業、映画館、鉄道、金融、宇宙ビジネスなどビジネス領域は広い。
カリブ海にネッカー・アイランドというプライベート・アイランドを所有してリゾート開発したり、昨年1月にはシカゴにヴァージン・ホテルをオープンするなどホテル・ビジネスにも進出している。
そんなヴァージンに触手を伸ばしたチェン・フェン氏の本当の狙いはどこにあるのか。
ちょっと目が離せない、私の「気になる男」だ。