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二転三転四転…スターウッドの買収にこだわるチャイナマネーの謎

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 投資家向け情報ページでマリオットと中国安邦保険集団からの買収提案を伝えるスターウッドの公式サイトより。

 

先日、「すったもんだがありました…マリオットのスターウッド買収決定!」のタイトルで、スターウッドの買収劇について書いたが、事態は三転四転。まだ決まってませんでした。

マリオットが中国側に対抗して買収金額を引き上げ、これでようやくケリがついたと思っていたのだが、まーだまだまだ、中国側はあきらめていなかった。

 

「それならもっと高く出そうじゃないか! さあ、コレでどうだっ!!!」

マリオットに対抗してさらなる札ビラを切ったのは、中国安邦保険集団、鄧小平の孫娘の夫が率いる中国企業。今度はマリオットの提示額を上回る139億ドル(日本円で約1兆6千億円)を提案してきた。この買収金額は、スターウッドの2015年度の純利益の約29倍に相当するんだそうで、中国側がなにゆえにこれほどまでスターウッド買収にこだわるのか、アメリカのメディアでもあれこれ憶測が飛び交っている。

いわく、「グローバル・ブランドのアメリカ企業の買収によりチャイナパワーを世界に見せつけたい」「情報戦争の一環としてグローバルなネットワークを持つホテルを押さえたい」などなど。同社を率いるミスター呉のバックグラウンドに中国政府の影を見るメディアもウォールストリート・ジャーナルをはじめ多い。 

 

それにしても、どんどん値段がつり上がってしまった、この高いお買い物のツケはいったいどこにまわるのか。

そんなツケをまわされたくない、ホテル利用者としては。

 

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Oh! You survived.